例えば逆トリップの夢小説なら、毎年春になるとトリップする安室さんの話。
中学生の夢主は友人と映画を見る約束をしてて、急遽ブッチされて途方に暮れている。
そのとき、呆然と映画館前に佇む安室さんを見つけるの。
「あの、映画の券が余ってて、どうぞ!」
それから毎年、謎の金髪イケメンは映画館前に現れる。
「今年も頼むよ、ね?」
「安室さん、イケメンだからって高校生にたかるなんて恥ずかしくないんですか!?でもかっこいいから許す!」
タイトルは劇場版名探偵コナン。毎年毎年、何故かコナンのアニメ映画。
初回は興味無さそうだったのに、何故か。
「なるほど、次は最新ゲーム機コクーンを狙ったハッキングか…」
「安室さん何か言いました?」
「いや、何でもないよ」
毎年、真剣な表情で映画を鑑賞する安室さんと、それを不思議に思いながら共にする夢主。
それである年、社会人になった夢主は驚愕して安室さんに問い詰めるの。
「ちょっと安室さんがコナンに出てるんだけどどういうこと!?!?」
「え、同姓同名のキャラでも出ました?」
「違ぇーよアンタですよしかもバーボンだし!!リアル黒の組織!どういうことなの!?」
「……やだな、何のことを言ってるのかさっぱりだ」
「このイケメンすっとぼけやがって許す!!」
そうして毎年、安室透と春に会う。
「15歳のあの日から、もう20年。貴方はいつまでも若くキレイなまま。…私はもうこんなにオバサンになってしまったのに」
「…あなたも、まだまだお若いですよ」
「えっ!?安室のデレ期がついに来た!!!これで勝つる!」
「あなたホントに若いですよね(怒!!」
いつまでも、あの日の貴方に恋をする
…みたいな短篇が欲しい(乞食)
0コメント