安室赤井の両方転生者なネタ③

安室赤井の両方転生者なネタ③

スコッチは公安からキアラ様系安室の監視の命を受けてる。もし不穏な動きがあれば「処理」しろと。お前だけがあのバケモノを処理できると。

 「…なあ、零」「なんですかスコッチ。言っておきますが冷蔵庫のプリンは僕のですからね」「それ俺が買ってきた奴なんだけど」

「そうじゃなくてさ、」「なんなんですさっきから」「…どうしてお前は警察官なんかになろうと思ったんだ?」

 中学生。転生安室はカルト教団のテロに加担したとして3ヶ月は拘束された。結局それは獣の権能に誘引された教団の勝手な暴発だった。 高校に入ってすぐ、人身売買の疑惑で検挙されかかった 。人体を捧げてでも寵愛を得たい、頭のおかしな狂人たちが安室に縋りよった結果だった。

 「そりゃあ僕の能力的に適職だからですよ。ちょっと流し目すれば相手の方からペラペラ喋ってくれるんですから、世の中も良くなるし僕も楽して飯が食える」「…お前、何度もその力で糞みたいな思いをしてきただろ」「快楽天なんですからこんなもんでしょう」 

安室はさっぱりとそう言い切った。なんとも思ってないのがありありと分かる、熱の無い声色。「快楽天」とは何なのか。「獣の権能」と彼が呼ぶ異能は何なのか。 スコッチは何も知らないままだった。「……赤井、秀一」「ん?なんて言いました、スコッチ」

「別に。俺も憎い奴ができそうだって話だよ」


 「おいバーボン、万色悠滞の暴発はマジでいい加減にしてもらおうか」「藪から棒になんですか、ライ。僕は貴方に迷惑なんてかけてませんよ?」「自覚なしか。まさに快楽天…」「だから殺生院扱いはやめてください」「いいから俺が殺される前に止めてくれ」

「ところで僕、また管理官に呼び出されたんですけど今度はなんだと思います?千里眼的に」「この前任務で行ったイタリアで新進気鋭のマフィアのドンをたらしこんだ快楽天が居たらしくてな。武器密輸で得た莫大な金で寵愛を得るため人柱(生もの)を使った神殿を建てるそうだ」「…まじ?」「マジだな」

一望監視施設☆パノプティコン

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