降谷さんと寺生まれのTさん♀なオリ主の話。
昔から、降谷零は悪夢をよく見る。異形の怪物から痩せ細った女性の影までレパートリーは事欠かない。
だから降谷は夜寝ることが嫌いだったし、夢を見るのはもっと嫌いだった。
12歳のある日、いつも通りのホラーな夢で降谷は奇妙な出会いを果たす。
学校の保健室。窓は血色の手形でびっしり埋め尽くされ、ドアを乱暴に叩く音に混じって「アソボウヨォ」と声がする中。
涙でぐしゃぐしゃになった顔で「早くおわれ早く終われ早く終われぇ゙…」と嗚咽を漏らしていた幼い降谷は、ふと頭をそっと撫ぜられていることに気がついた。
「…もう大丈夫だよ」
降谷を撫ぜたその女性は立ち上がり、「破ァーーー!」の掛け声で悪霊たちを薙ぎ払った。
寺生まれのTさんと名乗った女性に、降谷は初めての恋をしたのであった。
「寺生まれってすごい…!」
…と、それから毎回悪夢を見るたびTさん♀は必ず助けに来る、降谷さんにとっての最高のヒーローとなるのです。
そうしてTさんと親交を深めて原作軸。
バイト中に素知らぬ顔でお客さんTとして登場して安室さんを大層仰天させる。
なつき度MAX、と言うか出会いの場面が場面だったせいでTさん♀とは添い寝じゃないと(悪霊に襲われるのが怖くて)寝れない安室さん。
常に怯えてTさんに引っ付いてる。
「Tさん今日は来てくれますか!?お願いします今日はうちに泊まってください!ね、ね!!」
「ふふ、可愛い子だ。君は昔から変わらないな」
怖がり安室さんはホラー事象が起きるとすぐにTさんの後ろへピュッと隠れるけど、犯罪などの事件が起きると強く前へ出る。
「…今度は俺が守る番です!」
そんな頼れる姉系Tさんオリ主と、成長した素直な弟分降谷さんのほのぼの夢小説…イイヨネ…。
素直ワンコな降谷さんに驚愕する風見さんと、超霊媒体質松田さん。
妙にホラーに巻き込まれるスコッチと酷い零感で幽霊の欠片も感じない赤井秀一氏。光の魔人が存在だけて悪霊を浄化する。…そんな話(*´ω`*)
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