安コで王道入れ替わりネタ。
ある日安室さんとコナン君は精神が入れ替わってしまう。
いつ戻るか分からないが、今日はとりあえずお互いのフリをしてやり過ごそう。
そう約束したことを、安室さんは濃厚すぎるコナン1日体験で深く後悔することになる。
午前。
「10より大きな数を数えてみましょう!先生に続いて、はい、いーち、」
「「「いーち!!!」」」
(……俺は何をしてるんだ…?)
午後。
「家族のひとにありがとうのお手紙を書きましょう!」
(そう言えば、コナン君の本当の家族は…)
濃厚な小学生プレイにげっそりしたりコナン君に思いを馳せたり。
下校の時間になりやっと一息つくけど、少年探偵団に哀れにも連行される。
そして流れるように事件発生!
「こっ、これは殺人予告ですっ!」「早くいかないと!」「オレたちで助けるんだ!」
謎のハイスペック小学生(真)光彦の推理炸裂!
止める間もなく殺人犯の潜むマンションに突貫するいつもの流れ。
「待て君達!子供だけでは」
「こ、この予告…あと20分しか時間がありません!」「いそげー!」
「……話を聞けクソガキども!!!」
子供たちは場数と経験で被害者を救出し、ナイフを持った犯人と格闘し、最後の足掻きに爆弾を爆発させようとした犯人を子供的トラップで辛くも阻止する。
「なんて…子たちだ…(げっそり)」
疲労困憊してるところに高木刑事が登場。
「今回もお手柄だったねぇ!」と褒める。
「今回…も……???」
「前回の宝石強盗もそうだし、その前はずっと逃走を続けてた誘拐犯を追い詰めただろう?君達は本当に凄いよ!」
「えっへん!」「だろだろー?」
「…????」
意味不明なまま1日を終える安室さん。
そして次の日、気が付けば元の身体に戻っていた。登庁し、デスクの上の書類を見て思わず硬直。
「……風見、これは?」
「え、ああ、昨日の国際密輸組織壊滅の件の報告書です。これで降谷さんの優秀さは上層部も嫌というほど理解したことでしょう。流石ですね」
昨日1日。
公安が長年追っていた組織は、降谷(仮)の突然の単独突貫から奇跡のようなスリルショックサスペンスを経て劇場版的大爆発の中壊滅した。
双方死傷者ゼロ。幹部級は全員捕縛されたらしい。
降谷は身に覚えの無い報告無しの単独行動を上司にキツく注意された。
翌日、ポアロに立ち寄ったコナンはアルバイト中の安室に呼び出される。
「安室さん?どうし…」
青筋の浮かんだ額、瞳孔の開いた眼。
ゆっくりと顔を上げ、地を這うような声で安室はコナンに問いかけた。
「…コナン君、ちょっと聞きたいことがあるんだけど?(マジ切れ)」
っていう話が見たいです👍
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