探索者主で、ふと日常でコナン君が「そう言えばさ、矢吹さんって何歳なの?」って聞くから「ん、26だよ」「ホントの歳を僕は聞いてるんだけど」「………えっと、12186444…」って自分のTTL(生存時間)レコードを読み上げてドン引きされるのを妄想しました。単位はミリ秒。
「つまりえーと、3時間くらい?」「何が」「歳だってば。このプロセスの開始が約3時間前だから、俺は大体3時間歳かなぁ」「………、それは」 自分のコピーを自分と認めるなら、コピーを複数並列で用いるのは合理的であるだろう。処理ごとに担当の己を複製し、莫大なデータの結節点として責務を果たす。
データの処理が終わったら、その担当だった己は「終了」して処理容量を開ける。
「だから俺は比較的長い方のプロセスかな。前の に少年とあった時のプロセスは1時間ぐらいだったろ?」「……それは、でも、」「んー、でも歳ってこの時代だと実存在(肉体)の経過時間だったっけ。それなら135歳?つか 古くなった実存在を交換してる場合ってどう計算すんだろ?」
少年わかる?と何も気にしてないようなふうに聞くから、コナン君も大きなため息をついて「そもそも矢吹さんの生態が分かんないよ! 交換って何さ。クラゲじゃあるまいし体の交換なんてできないから」「古い体のままって不便そうだよなぁ」
「なんか頭のおかしい聞き方になるけどさ、矢吹さんって何人目なの?」「えっ、むしろこの時代的に何処からが俺かも分からんのだけど。論理デーモンって俺カウント?支援AIの下層の方はほぼ俺みたいなもんだけどそっちは?」「あはは、矢吹さんいっぱいいるねー(棒)」「思考放棄はよくない!」
って感じで結局なあなあになるけど、後日コナン君が服部くん相手に「なぁ服部、自分のコピーがいる、自分の代わりが他にもいるってどういう感覚なんだろうな」って聞いて訝しげな顔をされればいいよ。「なんや工藤、哲学問答でとはじめようっちゅうんか?」「バーロー、ンなんじゃねぇよ」
0コメント