例えば景光な魔術師オリ主と、恐れつつも親友になりたい降谷さん。
「その鶏、実験に使うやつか?」降谷は景光に問うた。景光の腕の中で生きた鶏が暴れている。
「ああ。一入手が楽で法律的にも問題ないし」「…そうか」「もちろん、人間が使えればそれが一番いいんだけどな」「っ、それはだめだ!」
「安心しろって。今のところ人間を使うほど研究が煮詰まってきてはいないからな」
朗らかな顔で景光は言った。
「そうだ。お前に渡したペンダント、機能は問題なかったか?」「………、だい、丈夫だった」「そうか!よかった!気合い入れて作った甲斐があったわ!」
降谷を襲った隣町を縄張りにするヤクザの男達は、皮と皮膚だけを残して中身だけを抜き取られた。ペンダントから伸びた1つ目の鳥の細く長い首を思い出す。
「……ただ見た目がちょっもグロ過ぎるぞ」「あー、しまったな。悪いゼロ、変なもの見せちまって。改良するから1回返してもらっていいか?」「いや、これでいい。ありがとな」
…と、そんな感じにシリアスな背景がありつつ仲良しな2人だよ。
「ほーう。ゼロが警察官なら俺も警察官にしようかなぁ」「いやお前、根源とかいう目標があるんだろ?」「根源で食ってはいけません。マネーisパワー」「なおのことダメだろ。市民守る気ゼロか」「でも警察なら『実験動物』が手に入るかもだし?」「お前紛争地に行けよ…」「それはゼロが心配だからヤダ」「……くそ、お前はまたそういう…」
最初、降谷は「この危険人物を見張っていなきゃ!」という気持ちでスコッチ主に近づいた。でも気がつけば、降谷にとって景光は……
「警察官になったらお祝いに新しい礼装でも作るか!」「グロ、死ネタ、後遺症は無しな」「精神系は?」「社会復帰できる範囲で」「求めるレベルが高すぎ。2級までの後遺症でどうだ?」「却下。入院半年までなら認める」「ぐっ…OK、頑張る」「景光お前こそ殺意高すぎだろ」「モブの命まで構ってられないですぅー」「はははこヤツめ(低音)」「すんません」
景光は型月系魔術師の力を持った転生者で、根源目指して邁進中。どうやら根源を通って前世の世界…つまり現実に帰りたいらしい。
「俺には妹がいたんだ。内気で気弱。でも優しい子だ」「……」「俺が居なくなって心配してると思う。ずっと放っては置けない」「…だから帰るのか?」「ああ、絶対に」
なお、原作通りスコッチ&バーボンとして組織入り。
探り屋のバーボンと拷問担当・事後処理役のスコッチとして活躍する。スコッチの魔術師(人でなし)ムーヴによりジンは「スコッチがNOC?無ェな」と警戒を5段階ぐらい下げる模様。ただし赤井さんが公安組の警戒を5段階上げた。
「スコッチ……お前は」「どうしたライ。珍しいものでもあったか?」「いや。随分楽しんだものだ、と」「楽しむ?」「そこに転がっている男は今回の『質問対象』だろう」「あー、そういやそうだな。途中から忘れてたわ」「趣味か?」「まぁな。次にバーボンに贈る小物の構想を練ってたんだ。中々良いアイデアが浮かばなくて」
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