ホームズなオリ主とモリアーティ教授

ホームズなオリ主とモリアーティ教授

コクーンで縁による疑似現界をした教授は、ホームズ主をまじまじと見たあと眉間に皺を寄せた。 

「本当に君は奴ではないのかね?」 「ええ。私は出来損ないの名探偵に過ぎない」「ほんっとーに?」「はい」「神に誓って?」「ええ」 ヒエッと教授は悲鳴をあげた

「や、奴なら『この場において神がどの程度誓いに影響を与えるかは言及を避けるが…』とか言ってくるはずなのに…!うそ、マジで奴ではない!?」とかって謎に驚愕してるの。

 「ええと、意外に仲が良かったのだね、かの御仁と」「ひぃ!止めたまえ気色の悪い冗談は!想像するだけで…ぁ…鳥肌が…」

コナン達が別行動してる間に親睦(?)を深める探偵(偽)と教授(真)だよ。

 「しかし君、信じられないほど奴っぽいね…」「そうかい?」「そうだとも。熱量の無い非人間っぽいとことかクリソツ通り超えて本人だよ君!」「私は生前どちらかと言えば短慮な方だったかな」「短慮!短慮!!!(迫真)」

そんな感じで雑談を終えて、教授はゆったりと目を細めるだろう。

 「……さて。名残惜しいがそろそろ時間だ」「模造品の身ではあるが貴方の前に立てたこと、光栄に思う」「いいや、君は奴だ。永遠の近似値よ」 手を銃に見立ててホームズ主の胸に当て、面白そうに口角を上げた。

 「昔考えたことがある私と奴は平行線だ。奴は探偵であり私は犯罪を糸引く蜘蛛。永劫変わらない関係だ。 ……たが、例えば私と奴が手を組む場所があったとしたら。私であり奴である、そんな存在が居たとしたら。それはどんな景色を描くのだろうか?」 

光が流れ込む。渦を巻く力の本流が探偵を取り囲む。「な、にを?」

「それは自由に使いたまえ!用途は君に任せる。美しい数式を描くも難解な謎を悲劇を解き明かすも…君の自由だ」 そう言ってモリアーティ教授、かの犯罪界のナポレオンは宙に解けていった。

 「好きに生きるがいい、近似値君!」


・ホームズ主追加スキル

蜘蛛糸の果てA++ 貴方には全てを弄ぶ力がある。 邪智のカリスマA 堕落と甘言は貴方にとって息をするのと同義だ。 ほーむず主「ビーム以上に使い道ないぞこんなの…」

一望監視施設☆パノプティコン

ラムセスが運営する諸情報防備録です。 Twitterで呟いていた小説更新予定日、小説ネタのメモ、設定メモ、オススメ本などをここで一括管理します。 ゆくゆくは小説のバックアップ場所として、ゲーム作成の拠点として行きたいと考えています。

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